Grateful and Graceful

Grateful(常に感謝を忘れずに)、そして Graceful(優美でしなやか)に、毎日を笑顔で過ごしたいと思っています

英語での上手な断り方

私の仕事は社内イベントの手配が多くて、

今週は3回もあります。

 

社内イベントの日はもれなく残業なので、

とても悲しいのですが・・・ ↓

rosalian197.hatenablog.com

 

さらに悲しいことが起きそうです。

 

と言いますのも、

今週金曜日に社内イベントがあり、

ランチボックスや夜のカクテル(という名の「飲み会」)

の準備を進めていました。

 

参加者100名分のランチの注文を取って、

発注したのが、昨日のことです。

 

そして、今さっき上司(非日本人)が私のデスクに来て、

さっりと、こう言いました。

 

The typhoon is approaching.

We will have to cancel the event. Do you think we can cancel the lunch boxes?

(台風が来てるから、イベントキャンセルしなくちゃならなそうだ。お弁当、キャンセルできる?)

 

なんですって!?

いや、100人分の弁当をキャンセルって、

それ、業者さんも困るんじゃない??

 

そんなの、無理だよ。

と言うか、無理じゃなくても、

気の毒すぎて、そんなこと言いたくないわ・・・

 

・・・と思ったものの、

こちらも平然とした顔で、さらりと 返しました。

 

Well, I do NOT think so, but let me check with them.

They will open at 11am, I shall give them a call then.

(う~ん、無理じゃないですか?

11時開店なので、とりあえず後で電話してみますね)

 

ちなみに「できない」という気持ちを強調したくて、

わざと「don't」と略したりせず、

きっちりと区切って、

さらに「NOT」を強めに言いました。

 

 

ネットで見たけど、

今週金曜、まさに関東沖ですね(悲)

 

 

まだ10時過ぎだから

業者さんに電話してないんですけどね、

キャンセルできるのかなぁ・・・ ><

 

 

ちなみに、こういった答えずらいことで、

しかも最初から「できないだろう」と思っていることを

「できません」と英語で返すときは、

言われた直後に、さらりと、

かつハッキリと言い返すのがコツです。

 

それが、いちばん角が立たないやり方です。

 

日本だと「それは難しい」とか

「持ち帰ります」とか、

なんか面倒なことをゴチャゴチャ言う人ばかりですけど、

イギリス人としては、確実な回答を貰えるまでは、

期待を込めて待つことになるので、

後で「できません」と伝えるほうが、

よっぽど角が立ちますし、感じが悪いです。

 

つまり、その「持ち帰」ったり、

回答しない(=検討している時間と受け取られる)の間に

「できるかもしれない」という淡い期待が

だんだんと募っていくことになるわけで、

直後に断られたときよりも

後から断わられたほうが怒りが湧きやすいのです。

 

しかも、その断った理由が、

最初から分かっていたような事だった場合、

「そんなの、最初から分かっていたじゃないか」

と思って、怒りが倍増します。

 

しかも、日本人の場合、

言いずらいのでしょうけれど、

ギリギリになってから断わってくる人が

多いのですよねぇ・・・

 

それって、再悪手ですから、

気を付けたほうが良いと思います。

 

なぜなら、最初から断ってくれていたら、

対策方法を考えたり、

代替案を考えたりして、

被害を最小限に食い止められますから。

 

Noと言われて気分を害するような人は

成熟していない証拠です。

 

成熟したイギリス人であれば、

No と言われら、

怒ったり、悪印象を持つよりも先に

建設的な対応策を考えるのが普通です。

 

だから、無理難題を言われたときは、

直後に、誠意をもって「No」と言いましょう。

 

さらに、状況が許すならば、

そう思う理由を短い言葉で伝えましょう。

 

だらだらと理由を話すのは

イライラを誘発するので、

そのくらいなら理由を言わないほうがいいです。

 

 

それから、「怒り」と言っても、

きちんと成熟している人が多いので、

面と向かって怒るイギリス人は殆どいません。

 

ひっそりと心の中で

「今後、こいつと仕事するときは気を付けよう・・・」、

と、心のブラックリストに載せるだけです。

 

さらに付け加えるなら、

この「直後に、さらりと」は

本当に無理なことに関してだけです。

 

「何とかなるかもしれない」と思った場合は

直後に断ると逆効果ですから、

くれぐれもお気をつけくださいね~。

 

=== 追記 ===

その後、お弁当はキャンセルできました。

残念そうに「そうですかぁ・・・」と言われて

少し心が痛みました。