Grateful and Graceful

Grateful(常に感謝を忘れずに)、そして Graceful(優美でしなやか)に、毎日を笑顔で過ごしたいと思っています

気候変動ワークショップ Climate Fresk

諸般の事情から、私は気候変動ワークショップの

ファシリテーターとしての資格を持っていまして、

このワークショップをするとき、

いつもスターン教授のことを思い出しているのです。

 

そして、そのワークショップで必要なカードを

手作業で、ひたすら切っていました。

 

 

42枚で1セットのカードを20セット・・・

 

右手が腱鞘炎で痛いです 💀

 

このカードに記載されている事項は、

IPCC(Intergovernmental Panel on Climate Change)という、

世界各国の専門家が集まって、

気候変動について科学的に検証している機関が出している

レポートに基づいています。

 

そして、IPCCといえば、

思い出すのがスターン教授です。

 

私、あまり男性の好みってないのですけれど、

こういう人が旦那さんだったらいいなぁ・・・

と、一度だけ思った人が、

Load Nicolas Stern でした(笑)

 

世界的には有名ですけど、

日本じゃあまり有名じゃない(悲しい)

Stern Reveiw(スターン報告)と一般的に呼ばれている、

気候変動と経済活動に関するレポートを

2006年に執筆した、

ロンドン経済大学(LSE)の教授です。

 

Stern Review と言われていますけれど、

正しくは「The Economics of Climate Change」、

「気候変動の経済学」というタイトルで、

スターン教授は気候学ではなく、

経済学の専門家です。

 

昨今、ようやくCO2対策や

2050年までに Net Zeroにしようとか言われてますが、

2006年時点ですでに警告を発していたのが

スターン教授なのです!!

 

でも、実際の教授は偉そうなところが無くて、

温厚そうで、良い感じのおじ様なのです。

 

LSE(London School of Economics and Political Science)では、

一般向けの無料レクチャーを頻繁に開催していて、

大昔に、スターンさんが出ているレクチャーを見て以来

密かなファン(?)な私です(笑)

 

コロナ禍以降、LSEのレクチャーは

オンラインでも受けられるようになりましたが、

時差があるから、全然受けられません。

 

イギリスって、こうやって無料で楽しめる

知的活動が沢山あるのも魅力です。

 

ご興味のある方で、

夜更かしが大丈夫な方は、

是非何かレクチャーを受けてみてください。

 

www.lse.ac.uk