Grateful and Graceful

Grateful(常に感謝を忘れずに)、そして Graceful(優美でしなやか)に、毎日を笑顔で過ごしたいと思っています

イギリス 衝撃の診療所事情

昨夜、アレルギー性鼻炎の薬を飲もうとしたら

最後の1粒だったので、

今日は、お昼休みを利用して病院に行ってきました。

 

 

日本って、かかりたい時に、

すぐに病院にかかれるからいいですよね。

 

イギリスでは病気になっても

すぐにお医者様に診てもらえません。

 

イギリスの医療は基本的に無料なのですが

風邪をひいて診療所に行きたいと思って

朝いちばんに診療所に電話すると、

大抵こう言われます。

 

「直近で予約が取れるのは、2週間後です」

 

2週間後なんて、風邪治ってますよ?😕

 

私立の病院であれば、

その日のうちに見てもらえますが、

10年位前に私立の病院へ行った時に

診察だけ(処方箋なし) 260ポンドでした。

約50,000円ですね・・・

 

その日以降、もう二度と風邪をひくもんか!

と決めて、健康に気を使うようになりました(苦笑)

 

ちなみに、イギリス診療所の対応は

地域によって差があります。

 

簡単に言うと、税収入が多くて、

移民が少ない地域の診療所は、

割と対応が良いです。

 

私は移民だらけの地区に住んでいたことがあって、

その時は扁桃腺があったので、

よく高熱を出していました。

 

39度の熱が出たとき、

診療所に電話して、診察を受けたい、

診察が無理なら、

せめて抗生物質の処方箋が欲しい、

と痛む喉で訴えたことがあります。

 

受付に出てくれた女性は同情してくれて

なんとかドクターにつないでくれたのですが、

インド訛りの英語を話す医者に、

こう言われました。

 

「まぁ、ちょっと平熱よりも高いけれど大丈夫。

紅茶を飲んで、寝てなさい」

 

そして、ガチャ!と電話を切られました・・・・

 

ああ、本当に日本って良い国!!

お金さえ出せば、すぐに医者に診てもらえますからね!!

 

ちなみにイギリスの医療は無料ですが、

薬は有料で、しかも保険がないので

100%自腹です。

 

処方箋を薬局に持って行くと、

処方箋料のほかに薬代が実費でかかります。

 

3年前で8ポンド(約1600円)の処方箋料、

今はもっと上がっているかもしれません。

 

薬代も、高かったです。

 

最後に抗生物質を処方されたのは

8年くらい前ですけれど、当時ですら、

1週間分で30ポンド位(約6千円)しました。

 

私は安月給の事務員だったので、

薬代が高いから、

医者に貰った処方箋を捨てたことが何度もあります。

 

薬を飲まないと治りずらいですけど、

薬を飲まなくても数日我慢したら

何とか回復する程度の病気の時などです。

 

一応、診療所へ行って、

悪い病気とか、

変な感染症とかでないことを確かめたら、

あとは自然治癒するまで安静にしていました。

 

ほんと、こうやって思い出話をしていると

病院や歯医者の酷いエピソードが

それこそ心の中の湧き水のように

ぶくぶくと大量に湧いて出てきます。

 

まぁ、そういう酷いお話はまたの機会に・・・